「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『お熱いのがお好き』(1959年:マリリン・モンロー、ジャック・レモン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ギャングの犯行を目撃した二人のミュージシャンが女装して逃亡するコメディ映画。モンローの歌、コミカルなやりとりに注目です。

1.ストーリー
文無しのミュージシャン二人がギャングの犯行を目撃してしまい・・・。

2.キャスト
トニー・カーティス(ミュージシャン)
ジャック・レモン(ミュージシャン)
マリリン・モンロー(歌手)
ジョー・E・ブラウン(資産家)
ジョージ・ラフト(ギャング)
パット・オブライエン(警部)

3.注目のシーン
①主役
1929年、シカゴ。しがないミュージシャンのジョー(トニー・カーティス)とジェリー(ジャック・レモン)。ギャングがモグリで経営しているクラブで演奏して小銭を稼ぐ日々。しかし、警部(パット・オブライエン)が指揮を執り、クラブは警察の手入れを食らってしまう。

②悪役
密造酒で荒稼ぎするギャング、スパッツ(ジョージ・ラフト)。経営するクラブが手入れを食らったのは密告によるもの。裏切り者のチャーリーを機関銃で始末。その現場をジョー&ジェリーに見られたうえ、逃げられてしまう。

③キャラ
女装してフロリダに逃げることにしたジョー&ジェリー。女性だけで構成されるバンドに潜り込む計画。二人は歌手シュガー(マリリン・モンロー)と親しくなっていく。女装のジェリーを「本物の女性」と勘違いして求婚する資産家オズグッド(ジョー・E・ブラウン)はなかなかの大ボケキャラ。

④演出
逃走中であること、実は男であることがバレないようにジョー&ジェリーがアレコレごまかそうとするシーンが笑い。シュガーが舞台で歌うシーンも見せ場(「I Wanna Be Loved By You」「I'm Through With Love」)。

4.感想
ビリー・ワイルダー監督のオシャレなコメディ作。マヌケなジョー&ジェリーがギャングに追われて逃走する話。本来、事件を目撃したら警察に行くところですが二人は警察が自分たちを守ってくれるなどと信じない。ギャングに顔をバッチリ見られているため、女装して女性バンドのツアーに潜り込むことに。無事フロリダまで逃げた二人。周囲の人たちに自分らを女性だと思わせる努力をしたり、思わぬ恋をしてしまったり。そんな状況でギャングがフロリダでの集会にやってくる。二人の運命は? 主役は「ジョー&ジェリー」。シュガーを愛してしまったジョー。ヘンな資産家に愛されてしまったジェリー。二人の恋と逃走劇がメイン。マリリン・モンローは主役ではありませんが、恋に浮かれるシーン、歌うシーンで大いに存在感。ギャング同士の争いも見せ場。キャラ(ドジなジョー&ジェリー)、音楽(歌うシュガー)、コミカルな演出(エレベーターでギャングと鉢合わせ)、アクション(カースタント、マシンガン乱射ほか)、自転車に乗るマリリン・モンローなど見所がいっぱいの名作です。

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