「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『バルカン超特急』(1938年:マーガレット・ロックウッド、マイケル・レッドグレイヴ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ヒッチコック監督作。列車内で中年女性が失踪し、男女のコンビが行方を追うサスペンス映画。コミカルな演出、キャラに注目です。

1.ストーリー
ケガをした女性が列車に乗って中年女性に親切に介抱されたが・・・。

2.キャスト
マーガレット・ロックウッド(女性)
マイケル・レッドグレイヴ(音楽家
ポール・ルーカス(医師)
メイ・ウィッティ(中年女性)

3.注目のシーン
①主役
ある架空の国で列車に乗ろうとする人たち。雪崩で足止め。安宿に泊まって翌日に乗車。二人組の英国人、結婚を控えている美女アイリス(マーガレット・ロックウッド)、音楽家ギルバート(マイケル・レッドグレイヴ)、不倫カップル、ハーツ医師(ポール・ルーカス)、手品師のイタリア人、中年女性フロイ(メイ・ウィッティ)、男爵夫人ら。

②悪役
ケガをしたアイリス。列車でフロイに親切に介抱されたが、目が覚めたらフロイはどこかに消えてしまった。周囲の乗客に尋ねるが、「そんな女性は元からいなかった」と言われてしまう。失踪したフロイはどこへ? どこか怪しい乗客たちとフロイの関係は?

③演出
美しい英国美女のアイリス。ぶしつけなギルバートにイラッとするもののフロイを捜すのに協力してもらう。失踪事件を扱ったシリアスな内容ながらアイリス&ギルバートが捜索するシーンはコミカル。アイリスが敵を蹴飛ばそうとしてギルバートに蹴りを入れるシーンが特にオススメ。ヒッチコックがチョイ役出演するのはいつものパターン。今回はどのシーンに登場するか?

4.感想
原題は「The Lady Vanishes」(女性が消える)。しかし、それでは日本の映画ファンにアピールするタイトルにはならないと考えたか、邦題は『バルカン超特急』。このタイトルだと列車が主役っぽい感じですが、実際は「人間関係」が見せ場。消えたフロイはどこに? そもそも「フロイ」とは何者なのか? ストーリー展開、謎が見せ場の映画のため、あまり内容を説明できません。フロイが消えた理由、怪しい人たち(「邪魔なだけで何の役にも立たなかった奴」も)、アイリス&ギルバートの即席探偵ぶり、緊迫感のある銃撃戦に注目の名作です。

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