「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『舞台恐怖症』(1950年:ジェーン・ワイマン、マレーネ・ディートリヒ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ヒッチコック監督作。舞台女優の夫が殺され、容疑者の男を新人女優がかばおうとするサスペンス映画。事件の真相&結末に注目です。

1.ストーリー
舞台女優の夫が殺され、容疑者の男を新人女優がかばおうとするが・・・。

2.キャスト
ジェーン・ワイマン(新人女優)
マイケル・ワイルディング(刑事)
リチャード・トッド(容疑者)
アラステア・シム(父)
マレーネ・ディートリヒ(舞台女優)

3.注目のシーン
①主役
人気女優シャーロット(マレーネ・ディートリヒ)は若いジョニー(リチャード・トッド)と不倫中。ある日、ドレスに血が付いた状態で自分を訪ねてきたシャーロットを見て、ジョニーは彼女を守ろうとする。

②悪役
シャーロットの夫を殺した奴。誰が、何の目的で?

③キャラ
ジョニーに想いを寄せる新人女優イブ(ジェーン・ワイマン)。彼を無実と信じ、メイドになりすましてシャーロットから真相を引き出そうとする。その他のキャラは、イブをフォローする父(アラステア・シム)、夫にはウンザリのイブの母。イブに声を掛ける刑事スミス(マイケル・ワイルディング)。シャーロットのメイドであるネリー(ケイ・ウォルシュ)、マネージャーのフレディ。

4.感想
犯人の正体、事件の真相が見せ場のサスペンス。そのため、あまり内容を説明できません。しかしながら、妙にややこしい映画。話がシンプルなのでヒッチコックは内容をワザと複雑にしたのではないかと。ドレスに血が付いたまま訪ねてきたシャーロット。ジョニーは彼女が夫を殺したと思い、彼女を保護しようとする。証拠を隠滅しようとするジョニーだが、ネリーに逃げるところを見られてしまう(ドジ)。追われることになったジョニーをイブがかばう。犯人を見つけようとイブが妙な努力(探偵っぽいノリで事件を追う)。その努力は報われるのか? ツッコミどころがある映画。「お前が犯人?」といった感じがする拍子抜けのオチ。イブの妙な努力。イブの父は妙にひょうきん(サスペンスのため「息抜き」として「笑いを取るキャラ」が必要だったと思われます。射的ゲームのシーンがちょっと面白かった)。ディートリヒ演じる「シャーロット」はイヤな女。スミスはバーで会っただけのイブに妙に声を掛ける図々しい奴。意外な犯人、妙な努力、不自然なストーリー&キャラ設定に困惑する内容の映画。個人的には全く面白くなかった(言い過ぎ?)。もう少しわかりやすい内容にすれば傑作になったのではないかと。ヒッチコックがいつものようにチョイ役で登場しています。

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