「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『スパルタカス』(1960年:カーク・ダグラス、ジーン・シモンズ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」ローマ時代の奴隷が反乱を起こし、全ての奴隷を解放しようとする歴史映画。壮大な合戦シーン、人間の尊厳を描いたシーンに注目です。

1.ストーリー
ローマ時代の奴隷が非人道的な扱いに抗議して反乱を起こし、全ての奴隷を解放しようとするが・・・。

2.キャスト
カーク・ダグラス(奴隷)
ジーン・シモンズ(奴隷)
ローレンス・オリヴィエ(将軍)    
チャールズ・ロートン元老院議員)

3.注目のシーン
①主役
紀元前の話。ローマ時代の奴隷スパルタカスカーク・ダグラス)。反抗的な態度を取り、ムチで打たれる日々。「剣闘士」として買われ、剣闘士養成所へ。

②養成所
剣闘士としての訓練を受けるスパルタカスら。焼き印を押され、「種馬」として女を与えられる。スパルタカスはバリニア(ジーン・シモンズ)という女を与えられるが、周囲の好奇の目にさらされる状況で彼女を抱くことを拒否。

③転機
ローマの将軍クラッススローレンス・オリヴィエ)が剣闘士の死闘を見物に養成所を訪れる。一方が死ぬまで続く決闘。興奮しながら観戦する女たち。黒人剣闘士ドラバ(ウディ・ストロード)と対戦したスパルタカスだが、敗北。しかし、ドラバはとどめを刺すことを拒否。クラッススはドラバを殺し、遺体を他の剣闘士たちへの見せしめに。

④反乱
ドラバの気高さに触発されたスパルタカスら剣闘士たち。ついに反乱。自由と故郷を目指す旅をしながらローマに反感を持つ者たちを仲間に引き入れていく。一大勢力となったスパルタカスの軍勢にローマは焦り、元老院議員グラックスチャールズ・ロートン)らはローマ警備隊長を反乱軍鎮圧のため派遣するが・・・。

4.感想
3時間16分もある長い映画。「自由」を求めたスパルタカス。彼が求めた「自由」とは一体何だったのか? 「使い捨ての娯楽」に過ぎない剣闘士。負けたら大勢が見ている前で殺され、それっきり。人間の尊厳が全く無視された娯楽。それを見て喜ぶ連中の醜さ。同じようなコンセプトの映画に『マンディンゴ』というのがありましたが、これはアメリカの黒人奴隷同士による格闘試合を描いたもの。人を死ぬまで戦わせて、それを見物。今現在でも戦争は無くならない。人間の残酷さはいつまでも変わらないようです。ローマ時代のセット&衣装、壮大な合戦シーン(大勢のエキストラ、火を使うシーン、剣での戦い)、ローマ内での権力争い(グラックス vs. クラッスス)、束の間の喜び、が見せ場の映画。反乱軍とローマ軍の決着戦。その結果は?

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