「鉄板映画：人気スター映画のブログ」ローマ時代の戦士がエジプトの美しい女王に心を奪われて悲劇が起こる歴史映画。壮大な合戦シーン、人間模様に注目です。
１．ストーリー
ローマの軍人がエジプトの美しい女王に心を奪われて・・・。
２．キャスト
エリザベス・テイラー（女王）
リチャード・バートン（軍人）
レックス・ハリソン（軍人）
ロディ・マクドウォール（軍人）
マーティン・ランドー（軍人）
３．注目のシーン
①主役
紀元前48年、ポンペイウス軍に勝利したジュリアス・シーザー（レックス・ハリソン）。ポンペイウスがエジプトに逃亡したとの情報により、エジプトへ。エジプトではプトレマイオス13世（リチャード・オサリヴァン）が姉であるクレオパトラ（エリザベス・テイラー）と王位を争っている最中。刺客を送ったことでプトレマイオスは失脚。シーザーとクレオパトラは急接近する。
②キャラ
クレオパトラを中心とした人間関係を描いた映画。戦功のあるシーザーが「終身独裁官」となったことで増長し、ブルータスに襲撃される。その後、「三頭政治」がスタートするが、（シーザーの甥である）オクタビアン（ロディ・マクドウォール）はレピドゥスを追放し、アントニー（リチャード・バートン）も倒そうとする。アントニーは側近ルフィオ（マーティン・ランドー）らと共にエジプトでクレオパトラ側に味方してオクタビアンと決着戦を行う。
③演出
壮大なスケールで描かれた映画。合戦のシーン（海戦）、豪華なセット＆衣装、大勢のエキストラ。
４．感想
4 時間以上もある長い作品。歴史の知識も必要な内容ですが、知らなくても話はわかります。実弟と王位を争うクレオパトラ。実弟が送った刺客が失敗したことで王位に。エジプトの前王が遺言の執行をローマに委ねたことにより、エジプトの内紛にローマが介入。王となったクレオパトラはシーザーと深い関係になり、結婚・出産。しかし、シーザーには既にローマに妻が。そのこともあってシーザーはローマでの立場が悪くなり、ブルータスによる暗殺につながる。シーザー後の「三頭政治」の主役の一人であるアントニーもクレオパトラと関係。劣勢のエジプト側に荷担したことによってアントニーも悲惨な最期。クレオパトラと関わった者は皆、悲惨な目に。結局、この映画はスケールの大きいシーン（戦争）、クレオパトラが権勢を誇示するシーン（黄金の船＆宴会ほか）、エリザベス・テイラーのアイメイクが見せ場。女の色香に迷ってしまう男たち。それに惑わされなかったオクタビアンが勝利。「傲慢、情欲、分不相応な野望には要注意」という教訓を感じる名作です。
（YouTube）
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