「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『天地創造』(1966年:ピーター・オトゥール、ジョージ・C・スコット)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」神が天地を創造し、人間の信仰心を試す壮大な歴史映画。主の声、それに従う者&あざける者、合戦シーン、人間模様に注目です。

1.ストーリー
天地を創造した神と人間の物語。

2.キャスト
マイケル・パークス(アダム)
ジョン・ヒューストン(ノア)
ジョージ・C・スコットアブラハム
ピーター・オトゥール(神の使者)

3.注目のシーン
①創造
旧約聖書』を映画化したもの。最初に天と地を作った神。次いで昼夜、海・陸・生物を創造。土のちりを使って自身の形に似せた人間アダム(マイケル・パークス)を創造。そして女エバ(ウラ・ベルグリッド)も。エデンの園にある「善悪を知る木の実」。これを食べてはならないと神はアダム&エバに警告するが・・・。

②兄弟
アダム&エバに二人の息子が。カイン(リチャード・ハリス)とアベルフランコ・ネロ)。つまらない理由でアベルを殺めたカイン。放浪者となってしまったが、その子孫が増えていく。そして次第に人間同士の争いが増えていくようになっていく。

③箱船
アベルエバの三男セト。その子孫であるノアは神の恵みを与えられている。「箱船を作れ」「その船にあらゆる生物をつがいで乗せろ」と神からの指示。周囲に思いっ切りバカにされながら、ノアとその家族は箱船を制作。そして40日に渡る大雨&洪水が発生。

④塔
ノアの子孫であるニムロド王(スティーヴン・ボイド)。バベルの地に「天に届く塔」を建設しようとするが・・・。

⑤時は流れ・・・
ノアの子孫であるアブラム(ジョージ・C・スコット)。神から「国を出よ」との指示。数を増やしていくアブラム一行。甥ロト(ガブリエル・フェルゼッティ)の集団と別れ、アブラムは妻サライエヴァ・ガードナー)、侍女ハガル(ゾーイ・サリス)らと行動を共にする。しかし、後継者をめぐる確執、ロトの窮地、悪徳の町(ソドムとゴモラ)の存在、神の試練といった苦難がアブラム改めアブラハムにやってくる。

4.感想
ジョン・ヒューストン監督作。「ノア」役で自ら出演。神と人間を描いた宗教的な作品。神との約束を破った者、神をあざわらう者、邪悪な者が罰を受ける。神聖な内容なのでツッコミどころを指摘するのは控えた方がよいかと。魅力的なキャラとしては、エバ、神の使者(ピーター・オトゥール)。とっても美しいエバは男の憧れ(女も?)。神の使者は悪徳の町ソドムとゴモラを破壊(「悪が栄える町」をぶっ壊してほしいというのは現代でも通じるような気がする。今でも神様は悪の国を監視し続けているのかも)。善良な者が神に導かれる映画。神(主)の声、神に守られる者、制裁される者、ノアの箱船&大洪水、アブラムの戦いが見せ場の壮大な作品です。

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