「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『陽のあたる場所』(1951年:モンゴメリー・クリフト、エリザベス・テイラー)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」貧しい家庭の青年が伯父を頼って職に就くが道に外れていく映画。コンプレックスが引き起こした事件、裁判、人間関係に注目です。

1.ストーリー
貧しい家庭の青年が伯父を頼って職に就くが、禁止されている社内恋愛をしてしまい・・・。

2.キャスト
モンゴメリー・クリフト(青年)
エリザベス・テイラー(令嬢)
シェリー・ウィンタース(工員)
ハーバート・ヘイス(伯父)

3.注目のシーン
①主役
貧しい家庭出身の青年ジョージ・イーストマン(モンゴメリー・クリフト)。実家は宗教家で、金銭に苦労してきた。伯父チャールズ(ハーバート・ヘイス)に見込まれ、チャールズが経営する水着製造会社に就職。

②キャラ
同じ工場で働くアリス(シェリー・ウィンタース)に引かれるジョージ。禁止されている社内恋愛をしてしまい、アリスは妊娠。それと同時にジョージは上流階級の娘アンジェラ・ヴィッカース(エリザベス・テイラー)にも引きつけられていく。

③転落
アンジェラの両親に認められたジョージはアリスを捨て、アンジェラを選ぼうとする。アンジェラの家族・友人と楽しく過ごすジョージ。そんな状況でアリスから電話が掛かってきて・・・。

4.感想
悲しい男女を描いた映画。ジョージという男。家が貧しかったため学校も辞めて、教育を受けてこなかった過去。ホテルのボーイをやっていたが、伯父と出会って就職。工員と恋愛関係になったが、上流階級の人たちと交流して「眠っていた野心」が目覚める。工員と令嬢。二股を掛ける形となったジョージが下した結論とは? 「貧しさ」がコンプレックスの男が願ってもないチャンスをつかんで転落する悲しい話。欲求を抑えられて生きてきたジョージ。同じく貧しいアリスに親しみを感じて仲良くなったが、資産家の令嬢に愛されて道を誤る。ジョージは酷い男ですが、悲しい。「良い暮らしをしたい」と願うのは誰でも同じ。欲望を抑えて筋を通す生き方ができるかどうか? ジョージはできませんでした。そんなジョージに振り回されてしまった人たちが実に気の毒。人間は筋を通すことが大事。そのためには大きなチャンスを捨てなければならないこともあります。人間関係、カネ持ちの華やかな暮らし&パーティ、逮捕&裁判のシーン(緊迫感)に注目の映画です。

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