「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ああ結婚』(1964年:ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」「苦労が多い女」と「遊び人の富豪」が出会う映画。戦時中に知り合った二人。利用されるだけで結婚できない女がある作戦を決行。その結果は?

1.ストーリー
ある男女が深い関係になったが、男の軽薄さに女はウンザリしてしまい・・・。

2.キャスト
ソフィア・ローレン(女)
マルチェロ・マストロヤンニ(男)

3.注目のシーン
①主役
あるカップルを描いた映画。フィルメーナ(ソフィア・ローレン)は「ワケあり」な女。16歳で家を追い出され、体を売って生きてきた。文字を読み書きできないため普通の職には就けない。そんな彼女にホレたドメニコ(マルチェロ・マストロヤンニ)はカネ持ちの遊び人。フィルメーナと遊び感覚で付き合ったり、自分の老いた母の世話を彼女にさせたり。

②作戦
ドメニコにいいように利用されてきたフィルメーナは怒りでいっぱい。臨終のフリをして「最後の願い」としてドメニコと結婚しようとする。ダマされたことに気付いたドメニコ。しかも、フィルメーナには三人の息子がいることも知り、そのうちの一人は自分の子だという。ウンベルト、リカルド、ミケーレの三人に会うドメニコ。「自分の血を引く子」を探そうとするが・・・。

4.感想
なかなかの珍作。コメディなのか、マジメなのか?  戦時中に知り合ったカップル。男の方はカネ持ちで好きな相手を自由に選べる身分。女の方はそうではない。散々利用されたうえ、男は別の若い相手と結婚しようとする。ウソをついて結婚に持ち込むことに成功した女。しかし、そのウソは法律的に問題あり。しかも、女には子供がいたことも判明。男女の下した結論とは? 実に微妙な映画。カネ持ち男がカッコつけていろんな女と関係を持ってトラブルになる話。ドメニコとかいうヒゲのオッチャン。調子コイて他人を自由にもてあそぶ浮気者。結構な身分じゃありませんか。そんなドメニコを心から愛してしまったフィルメーナ。腹が立つけどやっぱりドメニコに愛されたいのが本音。マヌケなドメニコはフィルメーナの「深い愛」に応えることができるのでしょうか?  身勝手な男、愛情が深い女、「捨て子」として育てられてきた三人の子供たち、ドメニコの召使い(オバハン&若い男)といったキャラ、人間関係に注目の作品です。

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