「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『殺人者たち』(1964年:リー・マーヴィン、ロナルド・レーガン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」カーレーサーが盗んだとされる大金を二人の殺し屋が手に入れようとする犯罪映画。大物俳優、裏切る女、大金の行方、結末に注目です。

1.ストーリー
二人の殺し屋が依頼を実行したが、ターゲットが隠したとされる大金も手に入れようとする。

2.キャスト
リー・マーヴィン(殺し屋)
クルー・ギャラガー(殺し屋)
ジョン・カサヴェテス(カーレーサー)
アンジー・ディキンソン(愛人)
ロナルド・レーガン(怪しいカネ持ち)

3.注目のシーン
①主役
殺し屋のチャーリー・ストロム(リー・マーヴィン)&リー(クルー・ギャラガー)。ターゲットであるジョニー・ノース(ジョン・カサヴェテス)を射殺。殺し屋稼業から足を洗いたいチャーリー。ジョニーが奪って隠したとウワサされる100万ドルを手に入れて引退しようなどと考える。

②事件の真相を追跡
郵便車を襲って100万ドルを手に入れたジョニー。チャーリー&リーはその事件の関係者を訪ねて回る。その過程で様々な人間関係と事件の真相が明らかに。

③キャラ
カーレーサーのジョニー。妙に色気のある女シーラ(アンジー・ディキンソン)がジョニーを骨抜きに。シーラは実は怪しいカネ持ちジャック・ブローニング(ロナルド・レーガン)の愛人。郵便車を襲う計画を立てたブローニングはシーラを使ってジョニーに汚い仕事をさせる作戦。仕事の後はジョニーを消すつもり。道路に細工をして郵便車を襲ったブローニング一味。100万ドルを手に入れたが、そのカネを最終的に手に入れるのは誰か? ブローニング? チャーリー&リー? シーラ?

4.感想
なかなかの珍作。犯罪者が主役のクライムムービー。「ワケあり」女にそそのかされたジョニー。チャーリー&リーに始末されてしまう。リー・マーヴィンが「一番好きな映画」と当時語ったらしいのですが、ツッコミどころがいろいろあって、個人的にはそんなに素晴らしい作品という印象がありません。ジャック・ブローニングとかいう奴は何者なのだろう? 郵便車強盗後は開発業者になったようですが、その前は何をやっていたのか? シーラという女も大した奴。甘言と体を使ってジョニーをそそのかす。親友のメカニックのアドバイスを無視するジョニーはなかなかのバカ者。チャーリー&リーは余裕をかましすぎ。この映画は何を見せたいのだろう? 「ワケあり女」は信用するな、大金を持つと狙われる、親友を大切にしなさい、といったところですかね? 「誤った道に進んではならない」という警告・教訓が表現された映画です。

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