「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『帰って来たガンマン』(1966年:トーマス・ハンター、ヘンリー・シルヴァ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」南北戦争後、相棒に裏切られた男が復讐を誓う西部劇映画。シルヴァのオーバーアクション、ラストのガンファイトに注目です。

1.ストーリー
南北戦争後、二人組が政府のカネ60万ドルを奪うが、片方だけが逮捕されてしまい・・・。

2.キャスト
トーマス・ハンター(男)
ナンド・ガツォーロ(裏切り男)
ヘンリー・シルヴァ(悪党)
ニコレッタ・マキャヴェリ(女)
ダン・デュリエ(謎の男)

3.注目のシーン
①主役
南北戦争後、政府のカネ60万ドルを奪って逃走するジェリー(トーマス・ハンター)とケン・シーガル(ナンド・ガツォーロ)。政府軍に追跡され、ジェリーがオトリになって捕まる。5年後、ジェリーは釈放されたが状況が一変していることに絶句。

②悪党
ケン・シーガル。奪ったカネ使ってならず者を率い、土地を略奪。今では「ミルトン」と名を変えて、大地主として君臨。シーガルの手下は冷静かつ残酷なメンデス(ヘンリー・シルヴァ)。

③キャラ
シーガルの妹メリー・アン(ニコレッタ・マキャヴェリ)。酒場経営者でバクチの胴元ホーナー(ジェフリー・コぺルソン)。苦境に陥ったジェリーをなぜかサポートする謎の男ウィニー・ゲッツ(ダン・デュリエ)。ジェリーの生き別れた息子ティム(ロリス・ロディ)。酒場の歌手ハティ(ジャンナ・セラ)。メンデスを嫌うメリー・アン、シーガルとライバル関係にあるホーナーといった人間関係にも注目されたい。

④アクション
ジェリーが約束を守らなかったシーガルを捜して決着をつけようとする映画。そのためにジェリーはメンデスの信頼を得ようとする。そして、最後はウィニーと組んでシーガル&メンデスと対決。ガンアクション、ダイナマイトを使って敵を攻撃するシーンが迫力。

4.感想
南北戦争後の混沌が背景の映画。「妻子を頼む」とシーガルに託してジェリーは政府軍に捕まって5年の服役。しかし、シーガルは約束を守らず、ジェリーの妻子は路頭に迷って悲惨なことに。名を変えて大物になったシーガルを見つけたジェリー。どんな復讐劇を展開するか? 西部劇おなじみ銃撃戦を鑑賞する映画。それに生き別れた息子と再会する感動的なシーン、美しい女たちが状況に翻弄される悲しいシーンがプラスされた傑作。悪役はあのヘンリー・シルヴァ(ギャング役がピッタリの役者。『キャノンボール2』『野獣走査線』ほか)。一番インパクトがあったのが、シルヴァのオーバーアクション。大笑いしたり、ゼスチャーで感情を表現したり。「メリー・アン」役のニコレッタ・マキャヴェリの妖艶な美しさにも注目。謎の男「ウィニー・ゲッツ」の正体&活躍ぶりも見せ場です。

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