「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『情無用のジャンゴ』(1966年:トーマス・ミリアン、ロベルト・カマルディエル)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」南北戦争時代、北軍の砂金を奪った男が仲間に裏切られて復讐を誓う西部劇映画。欲が深い異様な町での人間模様。残酷シーンには要注意です。

1.ストーリー
南北戦争時代、北軍の砂金を奪った男が仲間に裏切られて復讐を誓うが、ある異様な町で意外な展開が・・・。

2.キャスト
トーマス・ミリアン(混血児)
レイ・ラブロック(青年)
ミロ・ケサダ(町の有力者)
フランシスコ・サンズ(町の有力者)
ロベルト・カマルディエル(町の有力者)

3.注目のシーン
①主役
混血児のジャンゴ(トーマス・ミリアン)。アメリカ人、メキシコ人と組んで北軍から砂金を強奪。しかし、アメリカ人ホークス(ピエロ・ルリ)とその手下に裏切られ、重傷。砂漠に住むネイティブアメリカン二人組に助けられ、ホークスを追う。

②悪役
ジャンゴを裏切ったホークス。しかし、ホークスと手下はある町(ネイティブアメリカンはここを「不幸の町」と呼ぶ)で捕まり、悲惨な目に。ホークスが奪った砂金をネコババする町の有力者テンプラー(ミロ・ケサダ)とハーゲルマン(フランシスコ・サンズ)。それを知ったソロ(ロベルト・カマルディエル)は大勢の手下を引き連れてテンプラー&ハーゲルマンから砂金を取り上げようとする。

③キャラ
酒場を経営するテンプラーには息子エヴァン(レイ・ラブロック)と恋人フローリーがいるが、エヴァンはフローリーを快く思って折らず孤独感を覚える毎日。フローリーはテンプラーとの結婚を強く望むが、砂金をめぐる争いに巻き込まれてしまう。

④アクション
西部劇は銃がメイン。ジャンゴが銃とダイナマイトを使って戦うシーンが見せ場。ジャンゴの戦いをサポートするネイティブアメリカンにも注目されたい。

4.感想
復讐モノ西部劇。ジャンゴが裏切り者を追うが、町で砂金をめぐる争いに発展する話。一見、「法の支配」で成り立っている町。「お尋ね者」のホークスと手下は法によってエラい目に。しかしここはそんなマトモな町ではない。酒場を経営するテンプラーには荒っぽい手下がおり、ハーゲルマンは町では人望があるちょっとした存在。そして、自分の軍団を率いるソロ。砂金をめぐるテンプラー、ハーゲルマン、ソロの三つ巴の争いの中、ジャンゴがどんな戦いを展開するか? ガンアクションはありますが、人間関係に重きを置いている映画。家族や仲間を犠牲にしてまでゴールドを欲しがる者たち。ゴールドは値打ちがあるものですが、それをめぐる悲劇も多い(ような気がする)。ジャンゴの戦い、キャラ&人間模様、悪党の悪知恵(特に、イチイチ小賢しいハーゲルマン。ラストの末路にも注目)が見せ場。ジャンゴが持っていた砂金で銃弾を作るネイティブアメリカン二人組。高価なゴールドで銃弾を作ることに何か特別な意味があったのか? というツッコミどころも(鉛よりもゴールドの弾の方が威力があるそうだ。ホント?)。ただし、残忍なシーン(処刑シーン)には要注意です。

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