「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『ビッグ・トレイル』(1930年:ジョン・ウェイン、マルグリット・チャーチル)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」西部への移住を目指す一行が様々な困難に遭う映画。「西部開拓への旅」に「犯人捜し」のサスペンスを組み込んだ名作です。

1.ストーリー
西部に向かう一行の中に殺人犯がいることを知り、カウボーイが旅に同行する。

2.キャスト
ジョン・ウェイン(カウボーイ)
マルグリット・チャーチル(女)
タリー・マーシャル(老人)
タイロン・パワー・シニア(悪党)
イアン・キース(詐欺師)

3.注目のシーン
①主役
ナイフ使いのカウボーイ、ブレック・コールマン(ジョン・ウェイン)。狩人で知人のベンが殺され、その犯人を捜す。

②キャラ
西部開拓がテーマの映画。大勢が幌馬車で西部を目指す。全体の指揮を執るのはフラックというゴツい男(タイロン・パワー・シニア)。フラックの相棒ロペス(チャールズ・スティーブンス)、詐欺師ソープ(イアン・キース)も旅に同行。西部を目指す一行のメンバーにルース・キャメロン嬢(マルグリット・チャーチル)、老ハンターのジーク(タリー・マーシャル)。ブレックはこの一行の中に殺人犯がいることに気付き「道案内役」として旅に同行。

③アクション
旅の過酷さを描いたシーンが見せ場。砂漠、川を渡り、崖から転落したり、先住民(シャイアン族)に襲撃されたり。そして最後はブレックが殺人犯を追跡し、決着戦。

4.感想
シリアスな西部劇。過酷な旅と犯人捜し。それだけだと映画を観てる方としては肩が凝るということなのか、ブレックとルースのやりとりがコミカルに描かれています。知人と勘違いしてルースにキスしてしまったブレック。ルースは気高い女であるため、ブレックを「無礼な男」として許そうとはしない。ブレックが何とかルースの機嫌を取ろうとするシーンが楽しい。しかしながら、議論も多い「西部開拓」。アメリカ人にとっては「開拓」ですが、元々そこに住んでいた先住民からすればそれは「侵略」にすぎない。「シャイアン族による襲撃シーン」にはいろいろと考えさせられます。過酷な旅、キャラ(ブレック、ルース、ジークが特に印象的)、悪役(狩人殺害事件の犯人)、シャイアンとの戦い、広大な自然(砂漠、嵐、吹雪、野牛の群れ)が見せ場の名作です。

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