「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

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鉄板映画:『アラスカ魂』(1960年:ジョン・ウェイン、キャプシーヌ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」アラスカで金鉱を掘り当てて成功した男たちが一人の女に困惑するコメディ映画。女や金鉱をめぐる争いをユーモラスに演出した娯楽作です。

1.ストーリー
アラスカで金鉱を掘り当てて成功した男たち。金持ちになり、三年間も待たせた婚約者を迎えに行くが・・・。

2.キャスト
ジョン・ウェイン(山師)
スチュワート・グレンジャー(山師)
フェビアン(山師)
キャプシーヌ(クラブの女)
アーニー・コヴァックス(詐欺師)

3.注目のシーン
①主役
1900年、アラスカ・ノームのラッキーな三人組。サム(ジョン・ウェイン)、ジョージ(スチュワート・グレンジャー)&ビリー(フェビアン)のプラット兄弟。金鉱を掘り当てて大金持ちに。バーでみんなに酒をおごったり、気ままに乱闘したり(「酒場での乱闘」は現地の荒くれな人たちにとっては「ちょっとした娯楽」)。ジョージには三年間も待たせている婚約者ジェニーがいるが、鉱山の管理のためアラスカを離れられない。サムがジョージに代わってシアトルに住むジェニーを迎えに行くことに。    

②キャラ
シアトルに住むジェニー。シアトルのクラブ「メンドリ小屋」で働くミシェル(キャプシーヌ)。何かとサムに付きまとう詐欺師フランキー(アーニー・コヴァックス)。アラスカのホテルでポーターをやっている酔っぱらいボッグスミッキー・ショーネシー)。サムのかつてのボスで木こりのラーズ、その妻リナ(口汚いオバハン)。こういったキャラとサムの関わり、トークがこの映画の見せ場。

③トラブル
何かとトラブるシーンが売りの映画。実につまらん理由で発生する酒場の乱闘、「ワケあり」なジェニー、ミシェルの勘違い、金鉱をめぐる争議&銃撃戦、詐欺師の暗躍、泥まみれの乱闘。こういったシーンがコミカルな演出で描かれています。

4.感想
珍作。厳しいアラスカで男たちが苦労する硬派なシリアス劇かと思ったら、コメディ。西部劇おなじみの「酒場の乱闘、女をめぐる騒動、敵との戦い」がキッチリ入っている作品。笑いを取ろうとオーバーな表情をするジョン・ウェインに注目。金山をめぐる銃撃戦(貨車で暴走するシーンも)はシリアスですが、全体的にコミカル。詐欺師フランキーとミシェルは実は以前からの知り合い。サムらの金鉱を横取りしようとするフランキーはミシェルを仲間に誘うが、その結果は? 肩の力を抜いて鑑賞する映画。不器用だが腕っぷしが強いサム。敵と戦ったり、女の扱いに困ったり。キャプシーヌの美しさ、演じる「ミシェル」の恋心にも注目です。

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