鉄板映画：『コクーン』（1985年：ドン・アメチー、スティーヴ・グッテンバーグ）

「鉄板映画：人気スター映画のブログ」老人たちが宇宙人パワーで体力を取り戻すファンタジー映画。謎の連中、老人ホームの人たち、金欠の釣船屋に注目です。

１．ストーリー
老人たちが「コクーン」の入ったプールで泳ぎ、昔の元気を取り戻すが・・・。

２．キャスト
ドン・アメチー（老人）
ジェシカ・タンディ（老人）
スティーヴ・グッテンバーグ（釣船屋）
ターニー・ウェルチ（謎の女）
ブライアン・デネヒー（謎の男）

３．注目のシーン
①主役
フロリダ州の老人ホームに住むアート（ドン・アメチー）、ベン（ウィルフォード・ブリムリー）、ジョー（ヒューム・クローニン）の三人組。自身の衰えに加え、入居者の死で毎日憂鬱な気分。楽しみは空き家になっている隣の敷地にあるプールに勝手に入ってくつろぐこと。

②謎の連中
ポンコツな釣船を所有するジャック（スティーヴ・グッテンバーグ）はカネが無くて困っている。そんな彼の船を「27日間借りたい」と申し込む謎のグループ。リーダーはウォルター（ブライアン・デネヒー）という男。ジャックは喜んで引き受け、グループのメンバーであるキティ（ターニー・ウェルチ）と名乗る女性に興味を引かれる。

③奇跡
海中から何か（コクーン）を回収するグループ。それを例のプールに保管。そのプールに入ったアートたちは若さを取り戻す。その奇跡をホームの老人たちが知り、プールに殺到する・・・。

４．感想
アメリカで大ヒットし、続編も制作された有名作。ジャックの船を借りた謎のグループ（その正体）、老人たちに起こった奇跡、人生の選択が見せ場。個人的には老夫婦（バーニー（ジャック・ギルフォード）＆ロージー（ハータ・ウェア））の別れのシーンが特に印象的。ネタバレを避けるため、説明はあまりしない方がいいでしょう。見所は、老人たち（それぞれが病気、ワケありな過去といった悩みを持っている）、ジャックが足を痛めるシーン、はしゃぐ老人たち（ダンスパーティ、ドライブ、ナンパ）、キティの正体を見てビビるジャック、ウォルターのミステイク（1万年前＆現在）、宇宙人の愛情表現、コクーンの中身、悲しい別れ、宇宙からの出迎え、ほか。「悔いのない人生とは？」に注目の名作です。

ドン・アメチー：エディ・マーフィ『大逆転』では「嫌な金持ち」を演じた。
ブライアン・デネヒー：シルヴェスター・スタローン『ランボー』では「余計なことをしてエラい目に遭う保安官」を演じた。
スティーヴ・グッテンバーグ：『ポリスアカデミー』の「マホーニー」役で有名。

（YouTube）