「鉄板映画:人気スター映画のブログ」1933年、ニューヨークにろう人形館がオープンする怪奇映画。謎の事件、犯人、その目的、地下工場に注目です。
1.ストーリー
ロンドンで身体に障害を負った男が心機一転、ニューヨークでろう人形館をオープンするが・・・。
2.キャスト
ライオネル・アトウィル(館主)
グレンダ・ファレル(新聞記者)
アレン・ビンセント(青年)
フェイ・レイ(青年の恋人)
ギャビン・ゴードン(資産家の息子)
3.注目のシーン
①過去
1921年、ロンドン。ろう人形館を経営するイゴール(ライオネル・アトウィル)だが芸術家肌のため、お客は少な目。人形館の出資者ワース(エドウィン・マクスウェル)は資金を回収するため、人形館に放火して保険金を受け取る計略。それを阻止しようとするイゴールだが・・・。
②現在
1933年、ニューヨーク。車椅子生活になったイゴールがろう人形館がオープン。スタッフは制作担当のダーシー教授(アーサー・エドマンド・キャレウェ)、耳と口が不自由な男、人形造りの腕がまだまだ未熟な青年ラルフ(アレン・ビンセント)。
③事件
その頃、ニューヨークでは遺体が盗まれる事件が頻発。ろう人形館に展示されているジャンヌ・ダルクの像が先日死んだ美女に似ていることに気付いた新聞記者フローレンス・デンプシー(グレンダ・ファレル)は人形館を調査する。
④キャラ
美女殺しの容疑で逮捕されたウィントン(ギャビン・ゴードン)、嫌味な新聞社編集長ジム(フランク・マックハー)、ラルフと交際中の女性でフローレンスの友人シャーロット(フェイ・レイ)、遺体安置所から美女の遺体を盗む不気味な男、警官隊、鑑定家ら。
4.感想
レトロな怪奇映画。あまり書くとネタバレになってしまうので説明はそこそこに。「遺体を盗む気味の悪い男」がインパクト(その目的と正体は?)。主役は女新聞記者フローレンス。怪しげなろう人形館で「遺体喪失事件」を独自に調査。しかし、女一人ではムリ、ということでウィントンに協力を依頼。そして探偵気取りのフローレンスは危険な目に。どんな結末となるか? 見所は、リアルすぎて気持ち悪い人形、イゴールとワースの争い、顔がただれた男(何者?)、差別的な発言をする新聞社編集長、何かとワケありなダーシー教授、恐怖を味わうシャーロット、ろう人形館の地下(個性的な設備)、警官隊がボコボコにされるシーン、結末。事件の真相、「顔がただれた男」の正体に注目です。
(YouTube)
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