「鉄板映画:人気スター映画のブログ」

ネタバレ無しで名作映画を紹介。Amazon公式サイトでショッピングも楽しめます。

鉄板映画:『007 消されたライセンス』(1989年:ティモシー・ダルトン、ロバート・デヴィ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドが巨大な力を持つ麻薬王を追うスパイ映画。悪役キャラ、タンクローリー大爆発に注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントが麻薬王の組織に潜入して戦う。

2.キャスト
ティモシー・ダルトン(MI6)
ロバート・ブラウン(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
キャロライン・ブリス(MI6)
アンソニー・ザーブ(悪役)
ベニチオ・デル・トロ(悪役)
ロバート・デヴィ(悪役)

3.注目のシーン
①主役
MI6のジェームズ・ボンドティモシー・ダルトン)。麻薬王サンチェス(ロバート・デヴィ)を追うDEA(麻薬取締局)、CIAのフィリックス・ライター(デヴィッド・ヘディソン)に協力し、サンチェスを逮捕。しかし、そのことで悲劇が・・・。

②悪役
実に悪役が充実した作品。麻薬王サンチェス。サンチェスと組む運び屋クレスト(アンソニー・ザーブ)。サンチェス配下の殺し屋ダリオ(ベニチオ・デル・トロ)。フィリックスを裏切る汚職男(エヴェレット・マッギル)。クレストは狡猾なタイプの悪人。ダリオは非常に残忍な奴。サンチェスはその両方。ボンドとダリオの対決に注目。

③キャラ
おなじみMI6のM(ヘミングウェー記念館でのボンドとのやりとりに注目。ボンドからライセンスを剥奪するシーンはかなりの緊迫感:ロバート・ブラウン)、Q(デスモンド・リュウェリン)、マニーペニー(キャロライン・ブリス)のレギュラー陣。CIAのフィリックス・ライター、CIAの協力者パメラ(キャリー・ローウェル)、謎の東洋人(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)。

④アクション
前作『007 リビング・デイライツ』に続いて「迫力&シリアス」なアクション。オープニングの銃撃戦とスカイアクション、クレストの研究所での戦い、海中アクション、セスナ機での戦い、酒場での乱闘シーン(西部劇っぽい演出)、麻薬工場での対決、タンクローリーをボンドが追う迫力のシーン、ほか。

4.感想
今作は「スパイのつらさ」がテーマ(幸せにはなれないのがスパイの宿命)。新婚の友人フィリックスが襲撃され、同じように妻を失った自分の過去と重ね、復讐に燃えるボンド。上司の命令を無視してまで麻薬王一味を追う。どんな結末になるか? ティモシー・ダルトン版以降、アクションを重視した作りになった『007』シリーズ。今回はタンクローリーを使ったシーンが最大の見せ場(凄まじい迫力)。おなじみのレギュラー陣に加えて今回は悪役が充実(ロバート・デヴィほか)。タガワ演じる「謎の東洋人」にも大いに注目。シリアスなシーンとアクションを見せる内容。Qの援助(「旅行必需品(カメラ、目覚まし時計、歯磨きチューブ)」持参でボンドをバックアップ)、忍者、ふくらむクレスト(ちょい残酷ですが、ユーモラスな感じも)といった個性的な演出も見所。DVDにはメイキング(32分)、スタントシーンについて(9分)などが収録されています。アクション、悪役、緊迫感、笑いを盛り込んだ傑作です。
ロバート・デヴィ:『グーニーズ』『ゴリラ』。
アンソニー・ザーブ:『地球最後の男オメガマン』『マシンガン・パニック』『マトリックス リローデッド』。
ベニチオ・デル・トロ:『ザ・ファン』『トラフィック』『ハンテッド』『シン・シティ』。
エヴェレット・マッギル:『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』『暴走特急』。
ケイリー=ヒロユキ・タガワ:『アート・オブ・ウォー』『HACHI 約束の犬』。

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鉄板映画:『007 リビング・デイライツ』(1987年:ティモシー・ダルトン、マリアム・ダボ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドが武器商人と組むソ連の大物を追うスパイ映画。新しいボンド。ソ連基地や武器商人の屋敷での戦闘に注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントが武器商人と組んで権力を握ろうとするソ連KGB(情報機関&秘密警察)の大物と戦う。

2.キャスト
ティモシー・ダルトン(MI6)
ロバート・ブラウン(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
キャロライン・ブリス(MI6)
マリアム・ダボ(チェロの女)
ジョン・リス=デイヴィスソ連の大物)
ジョー・ドン・ベイカー(武器商人)

3.注目のシーン
①主役
新しい「ボンド」はティモシー・ダルトンピアース・ブロスナンが四代目「ボンド」を演じる予定でしたが、TVドラマにブロスナンが出ることになったため、代わりとしてダルトンが選ばれた)。MI6のジェームズ・ボンドチェコKGBの大物コスコフ(ジェローン・クラッベ)を亡命させる任務に就く。しかし、その亡命には裏が・・・。

②悪役
ネタバレを避けるため、要約で説明。モロッコのタンジールに住む武器商人ウィティカー(ジョー・ドン・ベイカー)。ウィティカーと組むソ連の裏切り者。ウィティカー配下の殺し屋ネクロス(アンドレアス・ウィズニュースキー)。これらの連中がボンドと対決。

③キャラ
おなじみMI6のM(ロバート・ブラウン)、Q(デスモンド・リュウェリン)、マニーペニー(キャロライン・ブリス)のレギュラー陣(「マニーペニー」役はロイス・マクスウェルロジャー・ムーアと共に降板して新しい人に)。ボンドガールは(いつも口が半開きの)マリアム・ダボ(「コスコフの愛人カーラ」役)。魅力的なのが、ソ連ではコスコフの上司にあたるプーシキンジョン・リス=デイヴィス)というキャラ。威厳ある風貌(コミカルなところも)。

④アクション
新しい『007』はアクションがシリアス指向。訓練中に「00部員」が殺害されるオープニング(スパイ組織なのに敵に潜入されてしまうMI6。油断したか?)、殺し屋ネクロスがコスコフを連れ去るシーン、カーラとボンドが西側に脱出(チェロケースが活躍)、遊園地での悲劇、アフガンのソ連基地での戦闘、飛行機での戦い、ウィティカーの屋敷での戦い、ほか。

4.感想
コミカルなアクション映画『007』。新しい「ボンド」ティモシー・ダルトンが登場する今作からイメージが一新。アクションが迫力&シリアスなものに。「00部員」が訓練中に襲撃されるオープニングシーンからその雰囲気が出ています。今回のボンドの敵は「ソ連の公金横領犯」と「武器商人」。「裏がある亡命」に手を貸してしまったMI6。ソ連の内部対立に巻き込まれる。最後は悪徳武器商人とボンドが対決。どんな戦いになるか? アクションとキャラの映画。パイプ輸送(亡命のシーン)、Qの研究室(特注ラジカセ、ガス・爆弾付きキーホルダー、特製ソファ、改造アストンマーチン)、KGBの監視と電話ボックス、警察の追跡とチェロケース、プーシキン暗殺(逃走するボンド)、二人の女性の車に乗るボンド(「女好き」という設定は不変)、といったコミカルな演出・アイデアが面白いシーンもあります。主題歌はa-ha「The Living Daylights」。DVDにはメイキング(ダイアナ妃も登場する34分)、原作者イアン・フレミングについて(43分)、未公開シーンなどが収録されています。アクション色が強くなっていく「新しいシリーズ」の幕開けとなった傑作です。

ジョー・ドン・ベイカー:後に『007 ゴールデンアイ』『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』で別の役で登場。『ケープ・フィアー』『ホワイトハウス狂騒曲』『マーズ・アタック!』ほか。

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鉄板映画:『007 美しき獲物たち』(1985年:ロジャー・ムーア、クリストファー・ウォーケン)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドがICチップ産業を牛耳ろうとする男を追うスパイ映画。「ゾリン」という謎の男、エッフェル塔での戦いに注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントがシリコンバレーを破壊してIC産業を牛耳ろうとする男と戦う。

2.キャスト
ロジャー・ムーア(MI6)
ロバート・ブラウン(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
ロイス・マクスウェル(MI6)
タニア・ロバーツ(美女)
グレース・ジョーンズ(悪女)
クリストファー・ウォーケン(産業界の大物)

3.注目のシーン
①主役
ロジャー・ムーア最後のボンド。MI6のジェームズ・ボンドロジャー・ムーア)。最新型ICチップ流出事件を捜査する。チップ製造元の「ゾリン産業」を調査するため、潜入作戦を行うが・・・。

②悪役
「ゾリン産業」社長ゾリン(クリストファー・ウォーケン)。ソ連から亡命して産業界の大物になった男。亡命前の経歴は不明。そばには手下のメイデイ(グレース・ジョーンズ)ら。ゾリンの身辺を調査する者には殺し屋が待っている。

③キャラ
おなじみMI6のM(ロバート・ブラウン)、Q(デスモンド・リュウェリン)、マニーペニー(ロイス・マクスウェル:今作がラスト)のレギュラー陣。「ボンドガール」は(妙に色気がある顔立ちの)タニア・ロバーツ(ゾリンと因縁がある「ステイシー」役)。面白いのが「ティベット卿(パトリック・マクニー)」。ボンドと共にゾリンを調査するユーモラスなシーンに注目(悲しいシーンも)。

④アクション
迫力と(シリーズおなじみの)ユーモアを交えたアクション。オープニングの氷山でのアクション、探偵を襲った殺し屋をボンドが追うシーン、警備員(ゾリンの手下)との対決、ゾリンと馬で勝負、燃える市役所&エレベーター、はしご車とパトカーのカーチェイス(ドジな警官が大勢登場)、笑いながら人を撃つゾリン、飛行船&橋での決闘。

⑤笑い
楽しいシーンを見せるのがロジャー・ムーア版『007』。銃で襲撃者を仕留めたと思ったらその銃弾は○○だった、とか。Qのスパイロボット、競馬場のシーン(派手な服装のマニーペニー)、ティベット卿とボンド、ゾリンの城で行われる馬のオークション(偽名で潜入するボンドだが、正体バレバレ。異常に用心深いゾリン)、梱包される警備員、珍しくドジを踏むソ連のゴゴール将軍(ウォルター・ゴテル)、などが特に楽しい。

4.感想
悪役の「ゾリン」&「メイデイ」に注目の映画。ゾリンは笑いながら残酷なことをする奴。メイデイも残酷だけど、女っぽいシーンを見せたり、髪型がヘンだったり(アップで映ると思わず笑ってしまう)。ゾリンの手下たちも冷酷。廃鉱に爆発物を仕掛け「シリコンバレー破壊計画」を実行しようとするゾリン一味。ボンドとステイシーは爆発を阻止できるのか? ロジャー・ムーア最後の『007』。しかし敵キャラの方が目立っている(ような気がする)。独特の表情をしているクリストファー・ウォーケン。ウォーケンにキャラでは負けてはいないグレース・ジョーンズソ連から亡命して産業界の大物になった「ゾリン」とは一体何者なのか? 主題歌はデュラン・デュラン「A View to a Kill」。DVDにはメイキング(38分)、シリーズの音楽について(21分)、未公開シーンなどが収録。アクションと笑いがいっぱいの傑作です。

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鉄板映画:『007 オクトパシー』(1983年:ロジャー・ムーア、モード・アダムス)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドソ連の将軍の陰謀を阻止しようとするスパイ映画。謎の女「オクトパシー」、インドでのカーチェイス、「ピエロ」に注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントが核兵器で西側を混乱させようとするソ連の将軍を追う。

2.キャスト
ロジャー・ムーア(MI6)
ロバート・ブラウン(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
ロイス・マクスウェル(MI6)
モード・アダムス(謎の女)
ルイ・ジュールダン(貴族)
スティーヴン・バーコフソ連の将軍)

3.注目のシーン
①主役
MI6のジェームズ・ボンドロジャー・ムーア)。ある国で破壊工作。その後、ソ連の国宝のニセ物が出回っている事件の背後を調査する任務。

②悪役
ソ連ではゴゴール将軍(ウォルター・ゴテル)とオルロフ将軍(スティーヴン・バーコフ)が意見対立。タカ派のオルロフは何やら大きなことを企んでいる。オルロフと組むカマル・カーン(ルイ・ジュールダン)、カマルの用心棒ゴビンダ(カビール・ベディ)、謎の女オクトパシー(モード・アダムス)。悪役たちの関係にも注目。

③キャラ
今作から新しい「M(ロバート・ブラウン)」が登場。MI6のQ(デスモンド・リュウェリン)、マニーペニー(ロイス・マクスウェル)のレギュラー陣。マニーペニーの助手(若い女性)、オクトパシーと暮らす女たち、カマルの女、といった女性陣が充実。

④アクション
ボンドがある国で破壊工作をするシーン、インドでの(ちょっとユーモラスな)カーチェイス、「ボンド狩り」、ベッドで殺し屋に襲われるボンド(「のこぎり型ヨーヨー(危険すぎる凶器)」が恐ろしい)、列車での攻防、飛行機で逃走するカマルをボンドが追うスカイアクション、ほか。

⑤笑い
コミカルな演出が目立つ映画。Qの研究所のシーン(ドア、ロープ、盗聴用イヤホン、特殊ペン、小型液晶テレビ、といった小道具)、ヘビ使いの笛(「007のテーマ」を吹くインド人)、ワニのかぶりもの(思わず笑ってしまうシーン)、ヒッチハイクするボンド(あのボンドがおちょくられる珍シーン)、ピエロに変装、Qの熱気球、ほか。

4.感想
インドでボンドが襲撃されるシーン、核装置がもたらす緊迫感が印象的な映画。日本、タイ、サン・モニーク(架空の国)、ジャマイカで戦ってきたボンドが今回はインドで諜報活動。ヘビ使いの笛(007のテーマ)、インドのちっこいタクシーでカーチェイスするシーンが特に個性的で楽しい。オープニングから迫力。ある国でボンドが破壊工作(大爆発)。おなじみのテーマ曲。そして今作のメインストーリー。009が入手した「ファベルジュの卵」(ソ連の国宝)のニセ物。ニセ物の調査をMから命じられるボンド。その背後にはソ連の穏健派ゴゴール将軍とタカ派オルロフ将軍の意見対立が。オルロフと組むカマル、謎の女オクトパシー。国宝を盗み、核で西側を混乱させて軍事行動を起こそうとするソ連の悪徳将軍オルロフ。ボンドはそれを阻止できるのか? 新しい「M」の下、ボンドがインドで活躍する映画(道具屋のQも現場で活躍)。DVDにはメイキング(33分)、デザイン担当のピーター・ラモントについて(20分)などが収録。アクション(飛行機、列車)、笑い(ピエロの扮装など)が楽しめる傑作。緊迫感があるオークションのシーンにも注目です。

スティーヴン・バーコフ:いかにも悪役な顔。『ビバリーヒルズコップ』『ランボー/怒りの脱出』ほか。

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鉄板映画:『007 ユア・アイズ・オンリー』(1981年:ロジャー・ムーア、キャロル・ブーケ)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドが海底に沈んだミサイル誘導装置を追うスパイ映画。北イタリアでボンドが襲われるシーンといったアクションに注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントがミサイル誘導装置をめぐって東側と戦う。

2.キャスト
ロジャー・ムーア(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
ロイス・マクスウェル(MI6)
キャロル・ブーケ(美女)
ジョン・ワイマン(殺し屋)
ジュリアン・グローヴァー(富豪)
トポル(密輸業者)

3.注目のシーン
①主役
MI6のジェームズ・ボンドロジャー・ムーア)。謎のスキンヘッド男に命を狙われるが何とか切り抜ける。その後、英国のスパイ船が爆発して沈没する事件発生。船と共に沈んだミサイル誘導装置「ATAC」(ミサイルを狙ったところへ打ち込めるコントロール装置)。「ATAC」の回収を急ぐ英国はボンドを派遣する。

②悪役
「ATAC」をめぐる争い、冷戦がテーマの映画。「ATAC」を手に入れようとするソ連とコンタクトを取り、それをソ連に売り渡そうとする裏切り者が今回の悪役。

③キャラ
MI6のQ(デスモンド・リュウェリン)、マニーペニー(ロイス・マクスウェル)のレギュラー陣。残念ながら「M」役のバーナード・リーが亡くなったため「Mは休暇中」という扱いで不在(ショーン・コネリー時代からの定番「ボンドとMのやりとり」が見られなくなったのが残念)。英国のために「ATAC」を捜索していた両親を殺害されてしまう気の毒な女メリナ(キャロル・ブーケ)。ギリシャの富豪で新英派のアリスト・クリスタトス(ジュリアン・グローヴァー)。北イタリアでボンドを襲う東ドイツのクリーグラー(ジョン・ワイマン)。クリスタトスのライバルである密輸業者コロンボ(トポル)、ほか。

④アクション
冷戦がテーマということでアクションもシリアスな雰囲気。(オープニングで)ヘリに乗ったボンドがピンチになるシーン、英国のスパイ船が爆発するシーン、ボンドとメリナが敵に追われるカーチェイス(ちっこい車にも注目)、ブリュッセルの殺し屋エミール・ロック(マイケル・ゴダード)一味による襲撃、北イタリアでボンドが襲われる雪上アクション、深海で「ATAC」を回収するボンドとメリナの海中アクション、山頂の僧院での戦闘、ほか。

4.感想
アクション(空中アクション、深海での決闘、山頂での戦い)がメインのハードな内容。前作『007 ムーンレイカー』が宇宙都市での戦闘だったため、今回は「陸海空」を舞台にしたアクションが充実しています。誰が敵で味方なのか? 英国が奪われた「ATAC」をボンドは祖国に取り戻すことができるのか? 今作はリニューアルな雰囲気。まず最初は旧敵(ブロフェルド?)との決着戦(迫力&コミカル)。バーナード・リーが亡くなったため「M」役は不在。アクションが中心の作品ですが、シリーズらしいユーモアが入っているシーンもたくさん(ヘリコプターで蹂躙されるボンド(オープニング)、ボンドの帽子投げ(鏡越し)、ちっこい車でカーチェイス、Qの研究室(人相グラフ、傘、ギプスの武器など)、崖っぷちなロック、クリーグラーの最期(ちょっと笑ってしまう)、山頂に現れた大物、首相からの「おほめの言葉(ボンドちゃん)」ほか)。オープニングでボンドが亡き妻の墓参りをする寂しいシーンも。主題歌はシーナ・イーストン「For Your Eyes Only」。DVDにはメイキング(30分)などが収録。見所がいっぱいのオススメ作です。

ジュリアン・グローヴァー:出演作多数。『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』ほか。

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鉄板映画:『007 ムーンレイカー』(1979年:ロジャー・ムーア、リチャード・キール)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドが消えたスペースシャトルを追うスパイ映画。「宇宙に取り憑かれた男」「ジョーズ」「ヒゲの剣道男(日本人)」に注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントが消えたスペースシャトルを追って、宇宙で戦う。

2.キャスト
ロジャー・ムーア(MI6)
バーナード・リー(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
ロイス・マクスウェル(MI6)
リチャード・キール(殺し屋)
トシロー・スガ(殺し屋)
マイケル・ロンズデール(社長)

3.注目のシーン
①主役
MI6のジェームズ・ボンドロジャー・ムーア)。宇宙でスペースシャトルムーンレイカー」が乗り逃げされる事件発生。MI6のM(バーナード・リー)から「ムーンレイカー」捜索の任務を課せられ、カリフォルニアにあるドラックス社(「ムーンレイカー」の製造元)を訪ねる。

②悪役
「ドラックス社」社長のドラックス(マイケル・ロンズデール)。「宇宙に取り憑かれた男」。怪しい研究所でとんでもないものを製造し、「ムーンレイカー」を使って何かを企んでいる。使用人のチャン(トシロー・スガ)は珍妙なぼっちゃん頭の日本人。剣道でボンドを襲う。また、前作『007 私を愛したスパイ』では悪の実業家カール・ストロンバーグの手下だった「ジョーズ」(リチャード・キール)が再登場。ドラックス配下の殺し屋としてボンドを執拗に追い掛ける。

③キャラ
「ボンドガール」はドラックス社のグッドヘッド博士(ロイス・チャイルズ)、コリン(コリンヌ・クレリー)。そしておなじみMI6のM、Q(デスモンド・リュウェリン)、マニーペニー(ロイス・マクスウェル)のレギュラー陣(M役のバーナード・リーは今作がラスト。彼の最後のセリフにも注目)。

④アクション
スターウォーズ』の影響を受けたと思われる宇宙空間のシーンが見せ場(宇宙都市での戦闘)。地球のシーンでは、飛行機から落とされるボンド、運河での戦い、「ボンド vs. 剣道男」(ガラスが割れまくるシーン)、ロープウェイでの戦い、ボートでのチェイス(ハンドルがポロリ)、「ボンド vs. 大蛇」、などが迫力(時にはコミカル)。

4.感想
今回のボンドの敵は「宇宙に取り憑かれた男」ドラックス。地上の人類を絶滅させて「新しい世界」を造るのが目的。危険な野望をボンドは阻止することができるのか? ドラックスは前作『007 私を愛したスパイ』の悪役(「海に取り憑かれた男」ストロンバーグ)と同じような考えを持つ奴。「海」の次は「宇宙」をテーマに製作しよう、と制作スタッフは考えたに違いない(違う?)。リチャード・キールの「ジョーズ」が再登場しているというのもありますので前作とセットで観るのがオススメ。様々な舞台でボンドが活動するシーンが見せ場(カリフォルニア、ヴェニスリオデジャネイロ、ブラジルの奥地、ドラックスの宇宙都市)。アクションと個性的キャラが売り物の映画ですが、笑いの演出も(Qの発明品(特殊なリストバンド、ひもつき爆弾など)、遠心力訓練機とボンド、007のカメラ、国防大臣とMから怒られるボンド、リオのカーニバルジョーズ、緊急停止ボタンでズッコケ、ほか)。DVDにはメイキング(42分)、特殊効果について(19分)などが収録されています。巨額の製作費をかけた映画。アクション、笑い、『スターウォーズ』なシーンが楽しめる傑作です。

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鉄板映画:『007 私を愛したスパイ』(1977年:ロジャー・ムーア、バーバラ・バック)

「鉄板映画:人気スター映画のブログ」MI6のジェームズ・ボンドが盗まれた原子力潜水艦を追うスパイ映画。ドジな殺し屋「ジョーズ」がボンドを襲う迫力&コミカルなシーンに注目です。

1.ストーリー
MI6(イギリス情報局秘密情報部)のエージェントがニューヨークとモスクワを核攻撃しようとする男と対決する。

2.キャスト
ロジャー・ムーア(MI6)
バーナード・リー(MI6)
デスモンド・リュウェリン(MI6)
ロイス・マクスウェル(MI6)
バーバラ・バックソ連の中佐)
リチャード・キール(殺し屋)
クルト・ユルゲンス(実業家)

3.注目のシーン
①主役
MI6のジェームズ・ボンドロジャー・ムーア)。オーストリアでの任務。殺し屋に追われるが、パラシュートで逃走。そして、「潜水艦追跡システム」のマイクロフィルムを追う新たな任務。

②悪役
海に取り憑かれた実業家カール・ストロンバーグ(クルト・ユルゲンス)。「腐敗した現代文明」を嫌悪する男。「潜水艦追跡システム」で何やら悪事を企む。ストロンバーグ配下の殺し屋ジョーズリチャード・キール)。エジプトの遺跡でボンドとソ連の中佐アマソワ(バーバラ・バック)を襲う。意外にドジなジョーズ。彼が登場すると映画がユーモラスな雰囲気に。

③キャラ
消えたソ連の潜水艦「ポチョムキン」を捜索するアマソワ中佐。本来なら敵である西側スパイのボンドと共同作戦。レギュラー陣はおなじみMI6のM(バーナード・リー)、Q(デスモンド・リュウェリン)、マニーペニー(ロイス・マクスウェル)。Qはマイクロフィルムを分析するシーンに登場。Qの研究室ではリニアモーターを使った「お盆型」武器を開発中。

④アクション
ジョーズがエジプトの遺跡や列車でボンドを襲うシーンがやっぱり見せ場(ボンドが列車で襲われるのはこのシリーズの定番)。他にも、ボンドがスキーで雪山を逃走するシーン、裏切り者をサメで処刑するストロンバーグ(このシリーズはサメも準レギュラー)、「ボンド vs. サンドア(ストロンバーグ配下の殺し屋)」(ネクタイに注目)、ボンドカーでのカーチェイス、タンカー内での戦闘、「ボンド vs. ストロンバーグ」など。

4.感想
何と言ってもこの映画の主役は「ジョーズ」。黒幕ストロンバーグよりも配下の殺し屋「ジョーズ」の方が魅力的で目立っています(エジプトでボンドを襲うシーンが特にコミカルで印象的)。今回のボンドの敵は「海に取り憑かれた男」ストロンバーグ。ニューヨークとモスクワを核攻撃で破壊して「腐敗した現代文明」を消滅させ、「新しい時代」を作るのが目的。ストロンバーグに奪われた核ミサイルをボンドは奪い返すことができるのか? なかなかの大作。大きな見所はストロンバーグの海洋施設「アトランティス」とタンカー内での戦闘。過去作のアイデアも復活(列車での戦いのシーン、潜水艦が飲み込まれるシーン)。MやQといったレギュラー陣、美女アマソワ、怪物ジョーズなどのキャラも充実。DVDにはメイキング(40分)。美術担当ケン・アダムについて(22分)などが収録されています。アクション、笑い、珍演出が楽しめる傑作。主題歌は『Nobody Does It Better』。ラストシーン(ボンドとアマソワを見て固まるM)にも注目です。

リチャード・キール:『キャノンボール2』『皇帝密使』『ペイルライダー』ほか。
バーバラ・バック:後に『おかしなおかしな石器人』(1981)で共演した元ビートルズリンゴ・スターと結婚。

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